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北朝鮮特別代表にボスワース氏 米発表、高官協議模索も

2009年2月20日13時7分

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 【ソウル=鵜飼啓】クリントン米国務長官は、19日の記者会見で、北朝鮮政策担当の政府特別代表にボスワース元駐韓大使を起用すると発表した。ボスワース氏は長官だけでなくオバマ大統領にも報告できる立場となり、北朝鮮との高官協議も模索するという。

 ボスワース氏はヒル国務次官補の後を受けて米政府の北朝鮮政策を束ねる立場になる。核問題だけでなく大量破壊兵器の拡散や人権問題にも取り組むといい、米朝間での包括対話につながる可能性がある。大統領に直結する立場となるため、ヒル氏以上の裁量が与えられると見られる。

 ただ6者協議に首席代表として出席するのかどうかははっきりしていない。北朝鮮核問題への日常的な対処は、ヒル氏を副官として補佐してきたソン・キム6者協議担当大使が引き続きあたる。

 ボスワース氏はクリントン政権時代に北朝鮮問題にかかわり、北朝鮮に軽水炉を建設していた朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)の初代事務局長を務めた。北朝鮮にとって軽水炉獲得は「悲願」で、建設を手がけて理解のあるボスワース氏は願ってもない相手だ。だが、米側はこれまでの窓口の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官より上の高官との協議を求めると見られ、北朝鮮が受け入れるのかどうか不透明だ。

 外交官出身のボスワース氏は米日財団理事長を務めたこともあり、05年に旭日重光章を受けるなど、日本との関係も深い。日本外務省内では北朝鮮のテロ支援国家指定解除を進めたヒル氏に対して「日本軽視」との受け止めが強いが、こうした批判を抑えることもできそうだ。

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