現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 特集
  4. 北朝鮮関連
  5. 記事

イスラエル外相「北朝鮮製の武器、ヒズボラやハマスへ」

2010年5月13日2時19分

 来日中のイスラエルのリーベルマン外相は12日、都内の日本記者クラブで記者会見し、昨年12月にバンコクの空港で貨物機から押収された北朝鮮製の武器は、イスラエルと敵対するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラやパレスチナのイスラム組織ハマスにわたる予定だった、との認識を示した。

 タイ政府が国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁委員会に提出した報告書は、対戦車ロケット砲や地対空ミサイルなどの積み荷の目的地はイランの空港だったとしていた。受け取り手については不明だったが、政府レベルでの公式見解が出たのは初めて。

 外相は「バンコクでの一件で明らかになったように、(ヒズボラやハマスを支援する)イランとシリアは、核・ミサイル開発能力を持つ北朝鮮から重要な支援を受けている」と強調。北朝鮮、シリア、イランの「悪の枢軸」による武器密輸阻止にむけた国際包囲網づくりで連携するよう日本政府に求めた。

 イランの核開発問題については「エジプトやサウジアラビアも続き、中東地域でクレージーな核開発競争が起きる」と語り、イランの核保有阻止のため「(軍事攻撃を含む)すべての選択肢を維持している」とした。

 一方、国際原子力機関(IAEA)が「公然の秘密」とされてきたイスラエルの核問題を正式議題とする方針を固めるなど、国際社会から説明責任が求められている現状については「我々の政策を維持する」として、核保有について肯定も否定もしない「NCND政策」を貫く考えを示した。(田井中雅人)

PR情報
検索フォーム


朝日新聞購読のご案内