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ミサイル警戒、首相も官邸待機「万が一に備えたい」

2012年4月12日11時32分

写真拡大首相官邸に入る野田佳彦首相。北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射について記者に問われ、立ち止まって「万全の態勢で備える」と答えた=12日午前6時49分、仙波理撮影

 北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射予告の初日にあたる12日午前、野田佳彦首相や関係閣僚は首相官邸や各省で待機し、情報収集にあたった。自衛隊はイージス艦や地対空誘導弾パトリオット3(PAC3)を展開し、ミサイル落下に備えて迎撃態勢を整えた。

 北朝鮮は12〜16日の午前7時から正午までの間に発射すると予告していたが、12日の午前中は発射しなかった。国際機関に北朝鮮が提出した資料では、1段目は韓国西方沖の黄海に、2段目はフィリピン東方沖に落下する予定としている。

 首相は午前6時47分に官邸に入る際、記者団に「最後まで(北朝鮮に)自制を求めていきたいが、万が一には、しっかりと万全の態勢で備えたい」と語った。

 防衛省には早朝から、田中直紀防衛相ら政務三役や幹部が集合。田中氏は記者団に「準備はできたが不測の事態があってはいけない。私を筆頭に防衛省として万全を期したい」と語った。外務省も幹部会議を開き、北朝鮮の動向などについて協議した。

 政府は、北朝鮮のミサイル発射を確認すれば、沖縄県内の自治体などに警報システム「Jアラート」で情報を伝達。国民や船舶、航空機の安全確認や、国民への迅速な情報提供を、首相が関係省庁に指示する。

 また、ミサイルが日本の領土・領海に落下する場合に備え、自衛隊法に基づいた「破壊措置命令」を3月30日に発令した。PAC3を沖縄本島など計7カ所に配備、海上配備型迎撃ミサイルSM3を搭載したイージス艦3隻を沖縄周辺の東シナ海と日本海に展開し、迎撃態勢をとっている。

 一方、韓国大統領府も危機管理室を中心に警戒。対北朝鮮政策を担当する統一省は、12日から非常勤務態勢を敷いた。米韓連合軍司令部は情報監視態勢のレベルを引きあげている。

 韓国気象庁によると、発射台のある東倉里に近い平安北道・新義州では、午前9時の天気は曇りで、弱い風が吹いているという。

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