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北朝鮮、米朝合意の破棄表明 安保理議長声明に反発

2012年4月18日1時22分

 北朝鮮外務省は17日深夜、ウラン濃縮活動や核実験の一時停止などを約束した2月の米朝合意に「これ以上、拘束されない」とする声明を発表し、合意破棄を表明した。朝鮮中央通信が伝えた。北朝鮮が「人工衛星打ち上げ」とする長距離弾道ミサイルの発射を受け、国連安全保障理事会が強く非難する議長声明を採択したことに反発したものだ。

 北朝鮮の声明は「平和的な衛星打ち上げは朝米合意とは別問題なのに、米国は食糧提供プロセスを中止し、さらに安保理議長の地位を悪用して敵対行為を主導した」とし、米朝合意を壊したのは米国側だと非難。これによって生じるすべての結果は米国が責任を負うことになると警告した。

 米朝合意では北朝鮮がウラン濃縮活動や長距離ミサイルの発射、核実験を一時停止する代わりに、米国が事実上の「見返り」として栄養補助食品など24万トンの食糧支援を決めた。声明はウラン濃縮や核実験について直接的には触れておらず、今後の米国との駆け引きに含みを残したものとみられる。

 声明はまた、「衛星打ち上げ」についても「安保理決議よりも優位を占める国際法で公認された宇宙利用の権利」だとし、今後も続けると宣言した。

 北朝鮮の「衛星打ち上げ」予告を受け、米国は米朝合意や、長距離弾道ミサイル技術を使ったいかなる発射もしないよう北朝鮮に求めた安保理の決議に違反するとして、食糧支援計画の中断を表明していた。(ソウル=貝瀬秋彦)

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