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脱北女性のトーク番組、韓国で話題 北朝鮮での生活紹介

2012年10月9日11時39分

写真拡大収録で手をあげながら北朝鮮での体験を紹介する脱北者の女性=ソウル郊外、中野晃撮影

 韓国で脱北者の女性が出演し、北朝鮮での暮らしぶりを紹介するテレビのトーク番組が話題を呼んでいる。脱北者の隠してきた体験談などに対し、視聴者からは応援のメッセージが寄せられている。

 大手紙・東亜日報系のテレビ局「チャンネルA」が毎週日曜夜に放送する「いま会いに行きます」。脱北者の女性十数人が司会者らとのやり取りで北での生活を語る企画は4月に放映が始まった。プロデューサーの李ジンミンさんは「脱北者はつらい体験をした印象が強く、韓国ではテレビで見たくないテーマだった。少しでもイメージを変えたいと思った」と話す。

 「北朝鮮の休日や行事」がテーマの日には、韓国で初めて迎えた12月24日のクリスマスイブの話が披露された。北朝鮮では故金日成(キムイルソン)主席の妻正淑(ジョンスク)氏の誕生日で祝賀行事がある。出演した脱北者は、鮮やかなソウルの町の飾りに「韓国でも正淑氏の誕生日を祝うんだ」と勘違いしたと語った。

 大学生の尹俄英(ユンアヨン)さん(30)は1998年に脱北。中国を経て04年に韓国に来たが、できる限り脱北者であることを隠してきた。「韓国で習慣の違いに挫折し、うつ気味にもなった。なぜ私は北朝鮮で生まれたんだと嘆き悲しんだ」。応援メッセージをもらい、勇気を得たという。

 韓国の若い世代は北朝鮮や南北統一に関心がないと感じる。尹さんは「積極的に話すことで、脱北者や北朝鮮の普通の人々への理解を深めたい」と話す。(ソウル=中野晃)

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