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故金正日総書記は「独裁者」 総書記の孫、留学先で語る

2012年10月20日16時21分

写真拡大学生寮から登校するキム・ハンソルさん=2011年10月、ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタル、玉川透撮影

 【ウィーン=喜田尚】「亡くなる前に祖父と会いたかった」。北朝鮮の故金正日(キムジョンイル)総書記の孫にあたるキム・ハンソルさん(17)が、留学先のボスニア・ヘルツェゴビナでフィンランドのテレビ局のインタビューに応じた。正日氏らを指して「独裁者」との言葉も使った。

 ハンソルさんは正日氏の長男正男(ジョンナム)氏の息子で、昨年から同国南部モスタルのインターナショナルスクールに留学中。平壌生まれでマカオに移り、「米国人とも韓国人とも友達になって好奇心がくすぐられ、自ら留学を決意した」という。

 昨年末に死去した正日氏とは会ったことがないとし、「子どものころ、父方の祖父(正日氏)が誰だか知らなかった。両親の会話を聞いてだんだん分かってきた」と説明した。

 正日氏や、その後継者の金正恩(キムジョンウン)・第1書記を指して「独裁者」という言葉も使った。「父(正男氏)は政治に関心がない。いつも『普通の市民と同じように暮らし、たくさんの人が飢えていることを考えて自分の立場に感謝しろ』と言っていた」と明かした。

 寮ではリビアの学生と同室だといい、「彼が『革命』の間に何をしたかや、新しいリビアに移行するプロセスなどを聞くのが非常におもしろかった」と話した。さまざまな学生との交流を通じて多様性を身につけており、「平和構築に貢献する仕事がしたい」「いつか国に戻り、人々が楽になるよう働きたい。統一を夢見ている」とも語った。

 インタビューしたのは、かつて国連のボスニア人権特別報告者を務めたフィンランドのエリザベス・レーン元国防相。15日にフィンランド国内で放送された。

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