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日朝局長級協議始まる 日本、拉致問題提起

2012年11月15日11時4分

写真拡大ウランバートルで15日、局長級協議に臨む外務省の杉山晋輔アジア大洋州局長(左手前から2人目)ら日本側と、宋日昊・朝日国交正常化交渉担当大使(右手前から3人目)ら北朝鮮側代表団=遠藤啓生撮影

 【ウランバートル=野上祐】日本と北朝鮮の外務省局長級協議が15日、モンゴルのウランバートルで始まった。16日まで。杉山晋輔外務省アジア大洋州局長は拉致問題を提起したとみられる。15日の協議終了後、記者団に「主要なところにはだいぶ触れた」と述べた。

 杉山氏は「非常に率直かつ真剣に、中身の濃い多岐にわたる課題について突っ込んだ話し合いをした。互いに言うべきことはきちんと主張しあった」と語った。玄葉光一郎外相は14日の記者会見で「拉致、核、ミサイルが最重要課題だ」とし、解決まで協議は「複数回かかる」と述べている。

 日本側は拉致問題で、4年前の局長級協議で合意した被害者再調査以上の進展を目指す。玄葉氏は14日の記者会見で「全く見通しがないことはない」と語った。ただ、北朝鮮は再調査の合意後、当時の福田康夫首相による退陣表明を理由に延期を通告している。

 議題については「双方が関心を有する事項を幅広く」と8月末の課長級協議で合意済み。日本側は、第2次世界大戦末期に北朝鮮で死亡した日本人の遺骨返還と墓参、朝鮮半島出身者の夫と北朝鮮に渡った日本人妻や日航機「よど号」ハイジャック犯の帰国問題も取り上げる方針だ。

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