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横田夫妻「日朝協議、具体的な成果を」 拉致から35年

2012年11月16日15時21分

写真拡大インタビューに応じる横田滋さん(右)と早紀江さん=16日午前、新潟市中央区万代1丁目

 【高見沢恵理】北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん(拉致当時13)の父滋さん(80)と母早紀江さん(76)が16日、新潟市内で朝日新聞のインタビューに応じた。15日からモンゴルで開かれている日本と北朝鮮の外務省局長級協議について「対話だけでなく、具体的な成果を出してほしい」と語った。

 1977年11月15日にめぐみさんが新潟市内で拉致されてから、15日で35年が経った。横田夫妻は、この日に毎年開かれている、めぐみさんら拉致被害者の救出を訴える集会に出席するため、新潟市を訪れた。

 インタビューで滋さんは、4年ぶりの開催となった日朝局長級協議について「交渉しなければ何も始まらない。すぐに結論はでなくても対話を進めることで成果を期待している」と述べた。早紀江さんは「対話を重ねるだけでなく日本政府は真剣に主張していってほしい」と訴えた。

 中学校からの下校途中にめぐみさんが消息を絶った後、夫妻の苦しい日々が続いた。滋さんは「失踪宣言を出さないといけないかと思った時もあったけれど、(夫妻が)2人とも元気なうちは、捜し続けようと決めた」と話した。

 北朝鮮による拉致だったとわかったのは、拉致から20年後の97年。北朝鮮が拉致を認めたのは、小泉純一郎元首相が訪朝した2002年。それから、10年がたった。滋さんは「いつかは帰ってくると信じていたが、こんなに長くかかるとは思っていなかった」と語った。

 夫妻がこれまで全国で重ねてきた講演は1300回以上にのぼる。早紀江さんは「ひとごとでやっても何も進展しない。肉親として経験したことを、どんなにつらくても伝えていくので、政府には本気で動いてもらいたい」と話した。

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