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悲愴 橋下知事の倹約タクト、大阪の楽団「存亡の危機」

2008年4月26日13時1分

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 大阪センチュリー交響楽団への補助金全廃を打ち出した大阪府の改革プロジェクトチーム(PT)の財政再建案が、在阪のほかの楽団にも打撃を与えている。大阪フィルハーモニー交響楽団をはじめ、関西フィルや大阪シンフォニカー響への支援も軒並み廃止を提示。「うちも存亡の危機」と危機感を強める楽団もある。

 昨年、創立60周年を迎えた大フィル。大阪市内で21日にあった定期演奏会のパンフレットには、「会場へお越しの皆様へ」と書かれた紙が挟み込まれていた。そこには、来年度から1億2300万円の支援がなくなる可能性があり、実行されれば「楽団の存亡にかかわる」と窮状がつづられていた。1960年から府の支援を受けている。08年度は補助金6300万円、貸付金6千万円。だが09年度から、全額廃止が示された。

 総事業費10億8千万円で、9千万円の赤字を抱える大フィルにとって、年度初めに借り入れ、年度末に全額返還する貸付金は命綱。「利子をつけて毎年きちんとお返ししている貸付金まで廃止されるのは、かなりの痛手。支援継続を懸命に伝えていきたい」と小野寺昭爾事務局長は話す。

 PT案では、音楽や演劇、舞踊、文学など20余りの文化団体に向けた年間計約2100万円の「芸術文化振興補助金」の廃止も盛り込まれた。こちらは今年度から。なかには関西フィル、大阪シンフォニカー響への各200万円も含まれている。

 削減額が最大で、先陣を切って存続運動が始まったセンチュリー響の存続署名は、26日現在で9万1千人分を超えた。「黙っていると、受け入れたと思われる」と、各楽団もチラシ配布などで存続を訴えていく考えだ。(谷辺晃子)

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