2012年10月22日6時59分
松下忠洋前金融相の死去に伴う衆院鹿児島3区補選(28日投開票)について、朝日新聞社は20、21の両日、有権者に電話調査し、取材で得た情報と合わせて情勢を探った。自民前職で公明推薦の宮路和明氏がリードし、国民新新顔で民主推薦の野間健氏が懸命に追っている。
投票態度を明らかにした人を分析すると、宮路氏は自民支持層の大部分を固め、無党派層からも4割以上の支持を得た。
野間氏は松下氏の後継。無党派層の5割の支持を集めているが、推薦を受けた民主支持層の6割にしか浸透していない。2009年の前回衆院選の投票先を聞いた質問で松下氏に投票したと答えた層をみても、野間氏に投票するという人は6割程度にとどまっている。
共産新顔の大倉野由美子氏、幸福実現新顔の松沢力氏は厳しい戦い。
ただ、4割が投票態度を明らかにしておらず、情勢が変わる可能性もある。
鹿児島3区には定期検査で停止中の九州電力川内(せんだい)原発(薩摩川内市)があり、同時に実施した世論調査で運転再開について聞くと、賛成35%、反対38%と伯仲した。今年6月30日と7月1日に実施した鹿児島県知事選の全県調査で同じ質問をした際は、賛成30%、反対37%だった。
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〈調査方法〉 20、21の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、鹿児島3区内の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は853件、有効回答は625人。回答率73%。