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日本の救援隊、700人生き埋め現場を捜索へ

2008年5月16日13時25分

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図   写真16日未明、チャーター機で成都に到着した日本の国際緊急援助隊員=中田徹撮影写真四川省青川に到着した日本の国際緊急援助隊=16日、樫山晃生撮影

 【成都=池田孝昭、北京=峯村健司】中国・四川大地震の被災者救援活動に派遣された日本政府の国際緊急援助隊の第1陣31人が16日午前、四川省青川県関荘に到着した。大規模ながけ崩れが起き、700人以上が生き埋めになっているとされる現場などで救助活動に当たる。今回の大地震で中国が災害救助のための外国の救援隊を受け入れるのは初めて。新華社通信によると、胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席が16日、空路で同省綿陽に入った。

 震災を受けて人民解放軍など約13万人の部隊が救助に当たっているが、被災地の面積が広大で、機材や物資が不足しており、作業は進んでいない。中国政府は16日、新たにロシア、韓国、シンガポールの3カ国からの救援隊派遣受け入れを決めた。台北市も15日、中国の紅十字会から、台湾の救援チームを受け入れるとの連絡が入ったことを明らかにした。

 援助隊は16日午後に成都に入る予定の第2陣30人と合わせて総勢61人。警視庁機動隊員ら警察20人、東京消防庁のハイパーレスキュー隊員ら消防関係17人、海上保安庁の特殊救難隊員らで構成されており、警察犬と、がれきの下にいる被災者を捜し出すファイバースコープなどの機材を使い救助活動に当たる。

 中国中央テレビは同日、日本の救援隊が関荘に到着したことを速報。しかし、多くの人が生き埋めになっている現場の手前約5キロのところで道路が不通になっており、到達できていないという。別の場所に移動することも検討しているとしている。

 同日未明、空路で成都に到着した第1陣の31人は2台のバスで北に約400キロ離れた青川県へ向け出発。約30キロ離れたところで交通事故のため道路が通れず、回り道したために予定より到着が遅れた。

 東京消防庁のハイパーレスキュー隊から派遣された隊員の一人は成都の空港で「雨が降って水分があるので、生存者もいると信じている。地獄のような状況だと覚悟しているが、一人でも多くの中国人を救いたい」と話した。空港で出迎えた中国外務省の担当者は「地震多発国の日本は救助の経験にたけている。そのノウハウを生かしてもらいたい」と話した。

 青川県は家屋の8割以上が倒壊しており、人口約25万人のうち、わかっているだけで1500人が死亡、1万人が負傷した。15日には温家宝(ウェン・チアパオ)首相が成都から船や鉄道を乗り継ぐなど半日以上かけて現地入りして、被災者を慰問した。

 県内にある木魚中学校の3階建ての宿舎は地震で倒壊し、約300人の生徒が生き埋めとなった。幹線道路が封鎖されており、救助隊員が到着しなかったため、住民らが自力でがれきを撤去して救出作業をしたが、270人の死亡が確認された。中でも日本の援助隊が作業する関荘地区は最も被害が大きい場所の一つだ。

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