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日本の緊急援助隊、救助活動に着手 四川省青川県

2008年5月17日1時5分

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写真崩壊した病院の職員宿舎で生存者の捜索活動をする日本の国際緊急援助隊=16日午後5時22分、四川省青川県喬荘、樫山晃生撮影図

 【青川(中国四川省)=奥寺淳、小林哲】四川大地震の支援にあたる日本の国際緊急援助隊の第1陣31人が16日、中国四川省青川県の被災地で救助活動を始めた。喬荘地区にある倒壊した6階建ての病院職員宿舎に取り残されているとみられる乳児を含む3人を救出する作業を進めた。救助犬3頭を連れた援助隊の第2陣29人も同日夕、成都空港に着き、同県に向かった。

 援助隊は、深夜になっても手でがれきをかきわけて捜索を続けた。

 作業を始めたのは午後4時すぎ。建物の中にいたとみられる12人のうち9人が遺体で見つかっている。残された3人のうち2人は、生後2カ月の乳児とその母親(28)。母親は出産のため宿舎の2階にあった実家に戻っていたとみられている。

 小泉崇団長は「72時間を超えての到着となり、状況に厳しいところはあるが、全力を尽くす」と語った。

 援助隊は16日未明、バスでまず青川県関荘地区に向かった。地元政府から強い要請があったという。案内された場所は、大規模ながけ崩れで約120世帯や小学校などが丸ごとのみ込まれた集落。幅約2キロにわたって山肌がむき出しになり、最大80メートルの高さまで土砂が積もっていた。

 同地区では、ほかに大規模な土砂崩れが5カ所あり、雨水がせき止められて湖のようになっている。決壊すれば下流の集落に水害が起きる危険が高いため、地元側は水理学の専門家の派遣を期待したのだという。

 援助隊は「私たちは倒壊した建物にとり残された人を救うのが専門」(小泉団長)として、黙祷(もくとう)してその場を離れた。日本側の情報がうまく伝わっていなかったとみられる。援助隊はその後、約30キロ離れた喬荘地区に移動した。

 一方、第2陣が連れた救助犬3頭のうち1頭は、新潟県中越地震で92時間後に土砂崩れの中から2歳の男児を無事救出した警視庁の救助犬「レスター号」。同庁警備2課の村上光志警部補(56)は「新潟での経験をいかして生存者を見つけたい」と成都空港で語った。

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