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土石流で200人以上生き埋めか 道路復旧作業中

2008年5月19日15時51分

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 【北京=坂尻信義】発生から1週間が過ぎた中国の四川大地震で、過去2日間に震源地の四川省ブン川(ぶんせん)=ブンはさんずいに文=へ通じる道路の復旧作業中だった200人以上が土石流にのみ込まれ、安否が確認できていないことがわかった。中国政府のウェブサイトが19日、中国交通運輸省の戴東昌・道路局長の発言として伝えた。被災地では20日から雨が予想され、土砂崩れやダムの決壊など二次災害の危険性が高まっている。

 新華社通信によると、四川省トップの劉奇葆・共産党委書記は19日、生き埋めと別に省内で2万9418人が行方不明になっていることを明らかにした。19日までに確認された死者は中国全土で3万4073人。行方不明者数が急増したことで、四川省での生き埋め5260人余りも合わせると、犠牲者は7万人に迫る恐れがある。

 綿竹市ではダムが決壊する恐れがあるため900人が緊急避難した。国営ラジオ局の中央人民放送が19日、伝えた。彭州市でもダムの水があふれる危険があり、住民の避難のため兵士60人が出動した。このほか被災地周辺では、地震による土石流で川がせき止められた「土砂ダム」が決壊する恐れがある。

 中国地震局は19日、12日の地震発生から19日午後1時までにマグニチュード(M)4以上の余震が155回発生したと発表。19日午後2時すぎにも四川省青川でM5・4の地震があった。

 町村官房長官は19日、中国で救出活動にあたった国際緊急援助隊に代わり、新たに20人規模の医療チームを派遣する方針を表明した。

 中国政府は19〜21日の3日間を「全国哀悼日」と定め、19日は地震発生時刻の午後2時28分に全国各地で市民が3分間黙祷(もくとう)した。中国政府が国家指導者でなく一般の災害犠牲者に対して哀悼日を設けたのは初めて。北京では天安門広場で数千人が黙祷。夜には大勢の市民が天安門広場からろうそくを手に「中国頑張れ」と叫びながら繁華街・王府井までデモ行進をした。

 哀悼日の3日間は映画館やカラオケ店などの娯楽産業は休業し、北京五輪の聖火リレーも中断している。

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