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四川大地震、校舎崩壊に怒り 子ども亡くした父母ら

2008年5月21日23時32分

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写真中国四川省綿竹で21日、崩壊した小学校の前で12歳の子どもの写真を抱え、泣き崩れる母親=ロイター写真小学校の校舎崩落の責任追及のため保護者らが押し寄せ、市教育局長(左端)を取り囲んだ=21日午後、中国四川省都江堰市、小山写す

 【都江堰(とこうえん)(中国四川省)=小山謙太郎】パソコンやコピー機を放り出して踏み壊す母親。テントを引きずり倒し、怒りをぶちまける父親――。

 中国・四川大地震で校舎が崩落、生徒ら430人が亡くなった四川省都江堰市の新建小学校の父母ら約400人が21日、臨時に置かれた市教育局のテントに押しかけた。

 「周りの建物が無事だったのに、校舎だけ崩れたのはおかしい」

 校舎の建築に問題があったとする父母らは、教育局長を取り囲み、建築を許した責任、救援が遅れた理由などについて説明を求めた。

 「時間をください」。小さな声を絞り出す教育局長。

 「そう言って、いつもだまされてきた!」。父母らは教育局の備品を壊し始めた。

 救援物資の中に子供用リュックを見つけた母親が叫んだ。「私たちは子供を失った。今更こんなもの要りますか?」。次々とリュックを空に放り投げた。「不要(プーヤオ)(いらない)!」「不要!」。涙ぐんだ声が飛ぶ。

 900人が生き埋めになった同市の聚源中学校でも、父母らが市への抗議を準備。綿竹市にも同じ動きがあり、校舎崩落の責任を問う声が広がっている。

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