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四川大地震 進まぬ消毒作業、感染症拡大に懸念

2008年5月24日9時30分

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 【北京=峯村健司】中国・四川大地震で四川省内の被災地のうち、感染症予防のかぎとなる消毒作業を終えた地域が50%にとどまっていることが23日、同省当局者の話でわかった。

 これまで7千人以上の衛生要員を投入、1920トンの消毒薬を散布したが、当局者は「感染症防止は時間との闘い。消毒薬や抗生物質が不足している」と述べた。また、感染症の発生状況を携帯電話のメールやパソコンなどで知らせる同省のシステムも地震で壊れたという。

 中国紙「新京報」によると、四川省で58人がガス壊疽(えそ)を発症。日本の医療チームが活動する四川大学華西病院には35人の患者が収容されている。避難所の衛生状態が悪化、コレラや赤痢などの発生の危険性が高まっていることから、衛生省は350カ所で飲用水の監視を始めた。

 中国環境保護省の呉暁青次官は23日の記者会見で、地震のため50個の放射性物質に保管や安全上の問題が発生、うち15個は建物の倒壊などの危険があり未回収であることを明らかにした。15個のうち3個はがれきに埋まって回収不能というが、これらが具体的に何を指すのかは明かさなかった。中国政府は20日時点では未回収は2個としていた。呉次官は「放射能漏れは起きていない」と説明している。

 中国政府の23日の発表によると、確認された死者は5万5740人、行方不明者は2万4960人となった。

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