四川大地震の被災者に寄せられた詩など
中国・四川大地震の救援行動を谷川俊太郎さん、大岡信さんら詩人9人が呼びかけ、被災者への詩・散文を募集したところ、第1次締め切りの15日までに全国から143編が寄せられた。励ましだけではなく痛みを自らの体験に重ねた詩も多かった。
横浜市の女性は「もっとお友だちと あそびたかったね/親孝行をしたかったね/たくさん勉強して ぐいぐい伸びたかった/ああ もっと 生きていたかったね……」と子供たちにささげた。東京都の女性は「ずたずただけど/ぼろぼろではない」と簡潔に鼓舞をつづった。
神戸市の男性(57)は「十三年前の朝、私たち被災家族は近くの小学校に逃げこんだ/その鉄筋に抱かれ、余震のつづく夜を過ごした/十三年後、地震は、その何倍もの強さで中国を襲った/逃げこむべき学校が、真っ先に壊れた/その豆腐のようなレンガの下に/多くの子ども達のうめき声を閉じ込めながら……」。東京都の女性は「37歳の一人息子が急逝した/6歳と1歳の子どもと妻を残して/……/ところがどうだ/四川の子ども達は/バスに乗って遠足に行くように/いっぺんに連れて行かれてしまった……」とつづり、葬儀の香典から寄付金も送ってきた。
ほかに七言絶句や英語の手紙、在日中国人による日中両語の詩なども。同時に募集した寄金には、400人近くから312万円が寄せられた。
第2次は30日まで募集。詩は10行、散文は200字まで。投稿された詩は編集の上、7月28日発売の「現代詩手帖」8月号に掲載の予定。問い合わせ・送付先は〒112・0014東京都文京区関口1の8の6の203、思潮社「四川大地震義捐(ぎえん)の会」事務局(03・3267・8141)。(小山内伸)