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中越での被災者ケア、四川で生かす 新潟の臨床心理士ら

2008年6月30日13時51分

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 04年10月の新潟県中越地震と昨夏の同県中越沖地震で、被災者の心のケアに取り組んだ県内の臨床心理士2人が1日、中国・四川大地震の支援に向かう。被災地での経験を、現地で被災者の心のケアにあたる大学生らに伝える。

 2人は長岡市在住で県のスクールカウンセラーの織田島純子さん(60)と、柏崎市の健康福祉施設「元気館」の職員矢嶋郁代さん(28)。

 重慶市の西南大学心理学院の要請で日本心理臨床学会が派遣する「心のケアチーム」の派遣メンバーに選ばれた。阪神大震災で活動した仲間の臨床心理士らと8日まで、同学院などでカウンセリング方法や震災の体験で得た教訓などを伝える。2人は「経験が少しでも役に立てばうれしい」と話している。

 「臨床動作士」の資格も持つ織田島さんは04年11月から1年半、旧山古志村の虫亀集落の住民を支援。体と心を表裏一体ととらえ、震災後の不安やストレスで硬くなった被災者の体を腕や肩を上げる動きなどでほぐした。

 「人には困難を乗り越える力があります。その力を回復させ、安心すれば、自然と話をするようになります」

 中越沖地震後、約80人の相談を受けた矢嶋さんは、母親の姿が見えなくなると泣き出し、おもらしする幼児をみた。「子どもが一番安心できる大人はお母さん、です」と不安げな母親を後押ししてきた。今回は現地で支援に動く学生への助言が中心だが、「被災者だけでなく、支援者も混乱の中にいる。混乱を解きほぐせればいい」と思っている。(伊沢友之、曽田幹東)

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