現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 特集
  4. 四川大地震
  5. 記事

別の学校倒壊でも慰謝料提示 四川大地震 同意に至らず

2008年7月19日3時14分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 【成都(中国四川省)=峯村健司】中国・四川大地震で学校が倒壊し多くの子供が犠牲になった問題で、四川省都江堰(とこうえん)市の地元当局が18日、約270人が亡くなった聚源中学校の遺族らに対し、死者1人当たり慰謝料として9万4千元(約140万円)を提示した。関係者によると、遺族が求めている倒壊原因の調査結果の説明はなく、大半の遺族は同意しなかった模様だ。

 地元当局者は、遺族を数人ずつ別の場所に集めて慰謝料について交渉した。手抜き工事の有無や責任について当局者は「市の建設部門や教育部門の多くの職員が関係しており、特定は困難だ」と説明したという。

 15日に死者1人当たり慰謝料6万元(約90万円)の提示があった綿竹市の富新第二小学校では、18日時点で、犠牲となった127人の児童の遺族のうち、慰謝料受け取りへの同意は4人の遺族だけだった。当局が示した「慰謝料申請書」には「今後政府の責任を一切問わない」と記されていたといい、遺族の一人は「我々が欲しいのは公平公正な調査結果だ。金で口封じする当局の姿勢は許せず、政府に乗り込んで抗議することも検討している」と憤る。

 北京五輪の開催を目前に、地元当局は早期解決を図りたいとみられるが、遺族との交渉は長期化しそうだ。

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内