岩手・宮城内陸地震による被害額は、少なくとも計1200億円に上ることが宮城、岩手の両県と林野庁東北森林管理局のまとめでわかった。宮城県栗原市では21日、仮設住宅への入居希望者に対する説明会があった。
宮城県の集計では、農林水産業関係の被害が335億円、道路や橋など土木施設の被害が250億円で、県内の被害総額は596億円に上った。岩手県は、土木施設の被害が164億円で、総額259億円だった。いずれも集計は中途で、住宅被害は未算入という。両県の集計対象になっていない国有林についてまとめた東北森林管理局の集計では、両県と秋田の3県で林地被害が22カ所413億円、林道施設被害が83カ所4億円だった。
栗原市での入居説明には66人が出席した。23日に着工し、7月中旬にも入居できるという。岩手県一関市の小学校で避難生活をおくる11世帯40人のうち10世帯35人は、閉校になった近くの小学校に移る。
一関市の磐井(いわい)川の土砂ダムでは21日午後、仮排水路が貫通。国土交通省は新たに両県の3カ所で排水工事をし、全部で6カ所になった。