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任期切れ3日前の辞意 NHK会長「まさに恥じ入る」

2008年01月21日21時23分

 職員のインサイダー取引発覚を受け、NHKの橋本元一会長は21日、任期切れまで「あと3日」というタイミングで辞意表明に追い込まれた。同時に打ち出した再発防止策は、就業規則に初めて「インサイダー取引の禁止」を明記するという状況。職員への聞き取り調査も結果が見えておらず、混乱は収まりそうにない。

 「まだまだ私の志が組織に徹底していない。まさに恥じ入る」

 橋本会長は緊急会見でうなだれた。インサイダー疑惑が公になったさなかの20日には、ドラマの撮影でも不祥事が起きていたことが発覚。会長就任中の最大課題だった「信頼回復」が、バトンタッチ直前で崩れ落ちた。職員にインサイダーの自覚があったと把握した17日には、辞意を固めたという。

 インサイダー取引が疑われている職員3人については、その後のNHKの調べで取引詳細が判明した。岐阜放送局記者が3150株の売買で44万8000円の利益、水戸放送局ディレクターが3000株で51万4900円の利益、報道局制作記者が1000株で9万8000円の利益をあげていた。制作記者は今もインサイダー取引を否認しているという。

 再発防止策は、就業規則の見直しのほか、(1)原稿システム端末を扱える職員に「株式などの半年以内での売買をしない」という誓約書を求める(2)役員に半年以内の株式などの売買を禁じ、株取引などをする場合は届け出させる(3)原稿システム端末の管理強化と、扱える職員の厳格化(4)職員研修の徹底――などが柱になっている。

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