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特殊な地震、「緊急速報」予測間に合わず

2008年7月24日10時55分

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地図緊急地震速報が間に合わなかった範囲

 今回の地震で気象庁は、緊急地震速報を発表したが、岩手県のほぼ全域では実際に大きく揺れた後に、速報が流れる結果となった。青森市では主要動(S波)が到達する約7秒前、秋田市で約5秒前、仙台市で約10秒前の発表になったとみられる。

 気象庁は24日午前0時26分35秒に初期微動(P波)を検知した。約4秒後、地震の規模をマグニチュード(M)5.8と自動計算。その後も計算を繰り返し、約21秒後の6回目でM6.9、「岩手県沿岸の北、南部、岩手県内陸南部で震度5弱程度の揺れが起きる」などと算出。ここで初めて速報を出す基準の震度5弱を超えた。

 これまでの例では、P波の検知から速報の発表まで5〜10秒程度が多い。今回20秒以上を要したことについて気象庁は、震源が深かったことと、徐々に波形が大きくなる揺れだったことから、地震の規模を当初小さめに予想した、と説明する。今回のように深い場所を震源とする地震の事例は少なく、予測が難しいという。

 横田崇・地震津波監視課長は「深い場所で地震が発生した場合でも、より早い段階で予測できないか今後検討する」と話した。(神崎卓征)

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