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自民総裁選告示、5氏届け出 麻生氏に4氏挑む

2008年9月10日13時15分

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写真出陣式では支援する議員らが拍手で候補者を迎えた=10日午前、東京・永田町、松本敏之撮影

写真石原伸晃氏

写真小池百合子氏

写真麻生太郎氏

写真石破茂氏

写真与謝野馨氏

 福田首相の突然の辞任を受けて後継を選ぶ自民党総裁選が10日午前、告示され、麻生太郎幹事長(67)ら5氏が立候補を届け出た。4度目の挑戦となる麻生氏に、初めて立候補した他の4人が挑む構図だ。秋の臨時国会での「冒頭解散」が強まるなか、政権維持をかけて小沢民主党と戦う「選挙の顔」を選ぶ。22日の投票に向け、経済財政運営や安全保障政策などをめぐって論戦が繰り広げられる。

 立候補したのは、届け出順に、石原伸晃元政調会長(51)、小池百合子元防衛相(56)、麻生氏、石破茂前防衛相(51)、与謝野馨経済財政相(70)。5人による総裁選は佐藤栄作氏が三木武夫氏らを破った70年以来38年ぶり。女性の候補者は初めて。立候補を検討していた棚橋泰文・元科学技術担当相(45)は推薦人を確保できず断念した。

 石原氏は東京都内の波除(なみよけ)稲荷神社で必勝祈願。記者団に「麻生さん、与謝野さんは大先輩ですので、胸を借りるつもりで、挑戦者の気持ちで臨みたい」と語った。さらに「原油高で苦労されている漁師の方、第1次産業に従事する方に頑張ってもらいたい」と述べた。

 小池氏はJR池袋駅東口で街頭演説し、「今日は自民党が生まれ変わる日。私のような存在が総裁候補になるだけでも、自民党が変わったという証拠だ」と強調。「増税の前に無駄をなくす。公務員の天下りの流れをバシッと断ち切る。ねじれ(国会)の中で、二院制を実質上の一院制にしていくべきだ」と改革の必要性を訴えた。

 最大派閥の町村派最高顧問の森元首相と安倍前首相が相次いで支持を表明し、伊吹派、二階派も支持を決めた麻生氏は10日朝、都内の自宅前で記者団に「選挙は最後までやってみなければわからない。(候補者が)5人なので、幅広い政策論議ができる。自民党の政策を広く訴えられるいい機会だ」と語った。その後、党本部で出陣式を行い、「1年以内に行われるであろう総選挙で確実に我々は戦わないといけない。戦う相手を今から想像しておかないとならない」と立候補の決意を語った。

 石破氏は議員宿舎前で記者団に「自分が思うところを包み隠さず正々堂々と訴える。私は政治は感動だと思っている。人の心を揺さぶらなければそれは政治ではない。だけれどもそれが偽りのものであってはならない」と語った。

 与謝野氏は党本部で出陣式を開き、「この2年間自民党は国民の信頼を失った。改革、改革と言われているうちに格差が拡大した。弱い人の立場は忘れ去られた感がある。政治の原点である責任感、心優しさをもって総裁選に臨みたい」と決意を述べた。

 5氏は10日午後、党本部で共同記者会見に臨む。11日のJR渋谷駅前を最初に、大阪市や札幌市など全国17カ所で街頭演説し、支持を訴える。投票は、21日告示の山梨県甲斐市長選への立候補に伴い失職する予定の保坂武衆院議員を除く国会議員386人と、都道府県連代表(各3人)141人の計527人で行われる。1回目で過半数を得た候補者がいない場合は、国会議員に都道府県連代表を加えた全員で、上位2人の決選投票を行う。

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