企業による雇用調整の動きが広がるなか、朝日新聞社は全国世論調査(7、8日、電話)で雇用に関する考え方を聞いた。1人あたりの働く時間を短くして仕事を分け合う「ワークシェアリング」については、賛成68%、反対19%だった。年代や職業層での差は比較的小さく、幅広く理解されていることがうかがえる。
企業のあり方について、「利益のために雇用をある程度犠牲にする」と「雇用のために利益をある程度犠牲にする」との二つの考え方を示し、利益と雇用のどちらを優先して守るべきかを尋ねた。「利益優先」は20%で、「雇用優先」が69%と圧倒した。自営業者層や事務・技術職層で「利益優先」が比較的多いものの、それでも30%と25%にとどまり、いずれの層も半数以上が、雇用を優先すべきだとしている。
「非正規の社員の待遇改善のために正社員の待遇を下げるべきだ」との考え方に対しては、反対が51%で賛成の32%を上回った。反対は20代で75%、30代で64%などと若い年代ほど多い。