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三菱UFJ、モルガン・スタンレーに出資へ 筆頭株主に

2008年9月22日23時12分

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写真米モルガン・スタンレーへ出資する三菱UFJフィナンシャル・グループの中核、三菱東京UFJ銀行の本店=22日夜、東京都千代田区丸の内2丁目、樫山晃生撮影

 三菱東京UFJ銀行を傘下に持つ三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は22日、米証券大手モルガン・スタンレーへの巨額出資を発表した。国内証券最大手の野村ホールディングスも、破綻(はたん)した米証券大手リーマン・ブラザーズのアジア太平洋部門の事実上の買収を発表した。世界的な金融危機は国境を越えた業界再編につながり、かつて不良債権に苦しんだ日本の金融機関が事実上、救済する側に回ることになった。

 MUFGはモルガン・スタンレーに出資し、普通株式のうち最大20%の取得を目指す。持ち分法適用会社を目指すもので、筆頭株主としてモルガンの世界的な営業網などを活用し、証券売買や合併・買収への助言などの業務を強化する。

 モルガン側からの出資要請にMUFGが応じた。今後、モルガンの資産内容を早急に調べたうえ出資額を確定し、株式を第三者割当増資で取得する。出資比率は10〜20%で協議。15%出資すれば筆頭株主になる見込み。20%の場合、8月末の純資産額を前提にすると9千億円を上回る。邦銀による海外の金融機関への出資額としては過去最大。取締役1人を派遣する予定。

 MUFGは海外展開を強めていた。米国では、傘下の米商業銀行ユニオンバンカル・コーポレーションを約3800億円かけて完全子会社化することを決定。世界最大の米国市場での存在感を強めることになる。

 モルガン・スタンレーは米2位の証券会社。米証券大手リーマン・ブラザーズの破綻後、株価が急落し、21日に米連邦準備制度理事会(FRB)から、業務形態を銀行持ち株会社に移行する承認を受けた。

 サブプライム問題が深刻化した昨年以来、比較的財務内容がいい日本のメガバンクには、欧米の金融機関から支援要請が相次いでいた。今年1月には、みずほコーポレート銀行が米証券大手メリルリンチに約1300億円を出資。三井住友銀行も6月に、英大手銀行バークレイズに約1千億円の出資を決めている。

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