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給食費未納の子どもには質素な別メニュー 伊の小学校

2010年3月25日19時39分

 【ローマ=南島信也】イタリア北部モンテッキオマッジョーレ市が、学校給食費が未納の子ども8人に対し、サンドイッチと水だけの給食を2日間にわたって与え、教師やNGOなどから激しい批判を浴びている。

 主要メディアが一斉に伝えたところによると、8人は小・中学校に幼稚園が併設された学校に通う小学生7人と園児1人。うち6人が移民の子どもという。22、23の両日、給食がほかの子たちとは別メニューになった。

 食堂に集まって給食をとる際、本来はパスタ、ハンバーグ、サラダ、フルーツなどのメニューだったが、未納の子どもにはサンドイッチとペットボトルの水しか配られなかった。同情したクラスメートらが自分たちのおかずを8人に分けてあげたという。

 移民、貧困問題に取り組むカトリック系NGO「カリタス」は給食費の肩代わりを申し出たうえで、「貧困によって、人としての根本的な欲求や子どもたちの尊厳が侵害されないよう求める」とのコメントを発表し、市の措置を批判。市側は24日から通常メニューに戻した。

 給食は1食3.95ユーロ(約480円)で、8人の中には2002年から未納の小学生もいるという。同市では昨年9月段階の未納総額が約15万5千ユーロ(約1900万円)に上り、今月末までに支払うよう保護者に督促していた。

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