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アイスランド前首相の弾劾裁判決定 金融危機の責任問う

2010年9月29日10時47分

 【ロンドン=有田哲文】AFP通信などによると、アイスランド議会は28日、ゲイル・ホルデ前首相を弾劾裁判のための特別法廷にかけることを33対30の賛成多数で決めた。同国の金融危機の傷を深くした金融機関の行き過ぎに対して何もしなかった職務怠慢が理由。特別法廷で閣僚の犯罪が追及されるのは初めて。

 アイスランドは2008年の金融危機で大手銀行が軒並み破綻(はたん)して国有化され、通貨も暴落した。貸し出し資産が国内総生産(GDP)の10倍に達するなど、金融機関のむちゃな経営に批判が集まった。

 議会による責任追及は今年春から始まっており、ホルデ氏のほか、財務、経済、外務の各大臣経験者も弾劾するかどうか議論されたが、こちらは退けられた。特別検察官による犯罪捜査も進んでおり、5月には大手金融機関カウプシング銀行の元経営者が相場操縦などの疑いで逮捕されている。

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