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名古屋場所、相撲案内所1軒と契約解除 暴力団員が関与

2010年6月21日20時26分

写真会見する二所ノ関親方(左)と中日新聞名古屋本社の高坂毅事業局長=21日午後3時26分、名古屋市中区・愛知県体育館、加藤丈朗撮影

 大相撲名古屋場所を共催する日本相撲協会と中日新聞社は21日、場所のチケットを扱う相撲案内所(相撲茶屋)のうち、暴力団員が経営にかかわっていた案内所1軒との契約を解除したと発表した。前代表者が昨年10月まで暴力団の構成員だったことを警視庁に指摘されたためとしている。

 この案内所は名古屋場所が本場所に昇格した1958年以前の準場所時代から、協会と契約してきた。相撲協会理事で名古屋場所担当部長の二所ノ関親方(元関脇金剛)は、「正直、信頼していた。協会の努力が足りず、こういう結果になってしまった」。

 昨年の名古屋場所で土俵周りの維持員席が暴力団組員に渡っていた問題でも、この案内所経由でチケットが取引されたとみられるが、中日新聞社を代表して出席した同社の高坂毅事業局長は「答えられない」と明言を避けた。

 名古屋場所の相撲案内所は5軒あったが、今回の契約解除で4軒となる。具体的な屋号は公表しなかったが、名古屋場所の公式サイトからは既に名前が削除された。

 この案内所がすでに販売した約3千人分のチケットについてはそのまま通用するものとし、残る約900人分は協会が回収。場所中の業務は、今後他の案内所の協力を仰ぐという。名古屋場所の相撲案内所の組合長を務める小関義明さんは「明日、中日新聞社から説明を受ける。まだ詳細を聞いていないので何も分からない」と話した。

 契約を解除された相撲案内所は21日夕、記者がインターホンを押したが反応はなかった。(小泉耕平、黒田悠水)

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