「八百長報道はまったくうそ」「相撲界に八百長はない」。八百長をしていると週刊現代で名指しされた横綱・朝青龍が3日、東京地裁で証言した。主なやりとりを再現した。
――八百長報道は本当か。
「記事の内容はうそ」
――改めて今の気持ちを。
「とても悲しく、いろんな意味を含めて情けない気持ちだ」
――相撲界に八百長はあるか。
「ないです」
――十分なけいこをしているか。
「裁判長、関係ない。なんであなたに答えなければいけないのか。それなりのことをやっております」
――けいこをしなくなったのは八百長で楽することを覚えたからでは。
「それは大間違いです」
――八百長報道後、明らかに成績が落ちているが。
「けがです」
――八百長がしにくくなったからではないか。
「ありません」
――06年春場所の優勝決定戦前に相手の白鵬と談笑している。
「支度部屋は多少一緒だったが、話はないです」
――06年九州場所の千秋楽、千代大海があっさりと土俵を割った。真剣な相撲なら逃げようとするのでは。
「相撲取ってみますか。いつでも真剣勝負です。そういうのは残念です」
――真剣勝負で土俵際から下がることはないのでは。
「あなたが見る目がない」
――八百長がないと明言した。あとで明らかになれば責任を取るか。
「裁判(の証言席)に座って宣誓を読んでいるから、そういう気持ちであります」
――(八百長の元手とされた)懸賞金の管理は誰が。
「自分です」
――現金でもらって毎日、銀行に通って送金するのか。
「そうです」
――帳簿は。
「つけてないです」
――税務申告は。
「税理士と話しながら申告しています」
――税理士には自分で言うのか。
「そうです。スポーツ紙とかに出てるじゃないですか。みんな見てるんですよ」
――(八百長の仲介役とされたモンゴル出身の)元旭天山とはどういう関係か。
「来日の頃からの兄弟子。毎日、生活のこと一生懸命教えてくれた人です。それ以外ありません」
――元旭天山がドイツに行ったときにせんべつは。
「多少気持ちぐらい出した。5万(円)かな」
――八百長という言葉をいつ知ったのか。
「記事で。今まで聞いたことのない日本語でしたね」
――八百長はどう理解しているか。
「金をもらって負ける。マネジャーに聞きました」