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若麒麟容疑者を解雇処分 相撲協会、引退届認めず

2009年2月2日12時26分

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写真若麒麟容疑者

写真若麒麟の解雇処分決定後、会見の冒頭で謝罪をする日本相撲協会の武蔵川理事長。右は九重広報部長=2日午前11時54分、東京・両国の国技館、筋野健太撮影

 大相撲の十両、若麒麟(わかきりん)真一(本名・鈴川真一)容疑者(25)が大麻取締法違反の疑いで逮捕された事件で、日本相撲協会は2日、理事会を開き、同容疑者を解雇処分とした。

 現役力士の解雇は、昨年の大麻問題に絡んだロシア人力士3人、力士暴行死事件で有罪が確定した時津風部屋の力士3人に続き7人目。師匠の尾車親方(元大関琴風)も委員から年寄へ、2階級降格の処分を受けた。

 解雇は理事会で決められる懲戒処分では最も重い。理事会では、全親方らで構成する評議員会を開いて、より厳しい除名処分を科す選択肢も検討されたが、記者会見した武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は「本人は25歳と若く、第二の人生を含めて考えれば除名はかわいそうではないか、となった」と説明した。

 退職金を支給しない除名と違い、解雇には退職金について明確な定めがない。理事長は「支払われることになるだろう」と話した。

 若麒麟容疑者は1月30日、東京都港区の音楽関係会社の事務所内で大麻を所持していたとして神奈川県警に現行犯逮捕された。県警の発表では容疑を認めている。逮捕の翌日に尾車親方を通じて引退届を出したが、協会は受理を保留していた。

 若麒麟容疑者は兵庫県川西市出身で99年に押尾川部屋から初土俵を踏み、04年秋場所で新十両。師匠が定年を前に部屋を閉じたため、05年に尾車部屋に移籍。07年九州場所で新入幕を果たし、幕内を3場所務めた後、十両に転落した。今年初場所は東十両3枚目で9勝6敗だった。

 協会は昨年9月、元幕内若ノ鵬の大麻事件を受け、関取を対象に大麻検査を実施。協会の報告書によると、若麒麟容疑者は最初の検査で陰性とはいえ微妙な結果が出たため再検査を受けたが、2、3回目の検査では陰性だった。

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