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木瀬親方は降格、清見潟親方は譴責 相撲協会が処分

2010年5月27日19時51分

【動画】記者の質問に答える降格された木瀬親方

写真日本相撲協会の理事会に向かう木瀬親方(手前)と清見潟親方=27日午後0時31分、東京都墨田区の国技館、上田潤撮影

 昨年7月の大相撲名古屋場所で土俵周りの特別席(維持員席)に暴力団関係者が座っていた問題で、日本相撲協会は27日、理事会を開き、席の調達にかかわった木瀬親方(40)=元幕内肥後ノ海=を、委員から最下位の年寄に2階級降格させる処分を決めた。また、弟子を所属する出羽海一門の預かりとし、事実上、部屋を閉鎖させる。木瀬親方から調達を依頼された清見潟(きよみがた)親方(64)=元幕内大竜川=は、譴責(けんせき)処分となった。

 木瀬親方は5年以上前から知人の会社経営者に特別席の手配を頼まれ、清見潟親方などに依頼していたという。愛知県警など警察当局への取材によると、その席が暴力団関係者に渡っていたという。

 理事会で事情を聴かれた両親方は「暴力団に回ることは知らなかった」と釈明。しかし、理事の間からは解雇を求める厳しい意見が出たという。処分について広報部長の陸奥親方(元大関霧島)は「何年も前からチケットを渡していた。知らなかったでは済まされない」と話した。

 協会が部屋を閉鎖させるのは、記録が残る戦後以降では例がない。外部理事の村山弘義・元東京高検検事長は「指導者として適格性に欠ける。反社会的勢力との関係を遮断する姿勢を示した」と説明した。

 力士の移籍先など今後の処遇については、一門内で話し合う予定。木瀬親方は「身に覚えのないことだが、処分は仕方がない。部屋の若い力士が相撲を取れる環境であればありがたい」と話した。

 協会は暴力団関係者が座ったとみられる維持員席6席の所有者の資格を、すでに取り消したことも発表した。また、理事会では、週刊誌に野球賭博疑惑が報じられた大関琴光喜関(34)=佐渡ケ嶽部屋=からも直接事情を聴いた。琴光喜関は関与を全面否定したという。

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