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野球賭博の捜査終結 書類送検力士らは36人に 警視庁

2011年3月4日3時0分

 大相撲の野球賭博事件をめぐり、警視庁は3日、力士ら26人を賭博容疑で、胴元の執行(しぎょう)稔スポーツトレーナー(43)を賭博開帳図利(とり)容疑で書類送検した。胴元側として逮捕、起訴された元幕下力士・山本俊作被告(35)ら3人も賭博開帳図利容疑で追送検した。

 ただ、いずれも賭け金の動きなどを裏付ける証拠に乏しいとして警視庁は東京地検に処罰を求める意見を付けておらず、不起訴になる見通しだ。元大関琴光喜関への恐喝を契機に昨年5月に表面化した野球賭博をめぐる捜査はこれで終結。一連の捜査による逮捕者は元幕下力士・古市満朝被告(38)ら8人に上り、書類送検された親方や力士らは36人となった。

 2009〜10年に力士らが賭けの対象にした試合は1542試合にのぼったという。

 今回書類送検された力士ら26人は、山本被告、元十両力士・古市貞秀被告(35)、執行トレーナーをそれぞれ胴元とする3ルートの賭博客。08〜10年に開催されたプロ野球や高校野球の試合を対象に賭け金を払った疑いがある。

 山本被告の追送検容疑は08年5〜11月、元琴光喜ら6人から賭け金を集めたというもの。古市被告と母親の古市米子被告(64)は08年3月〜09年9月、豪栄道関ら7人から、トレーナーは09年3月〜10年5月、豊ノ島関ら13人から賭け金を集めた疑いがある。

 山本被告は山口組弘道会系組長側との間で数千万円のやりとりがあったことが確認されたが、組長が死亡していることなどから暴力団側の立件には至らなかった。

 捜査過程で、力士らの携帯電話のメールから、相撲賭博疑惑や八百長問題が発覚。警視庁は、相撲賭博は証拠が少ないため立件を見送った。八百長については犯罪に当たらないとして、捜査対象にならなかった。

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