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介護絡み殺人未遂に執行猶予判決 山口の裁判員裁判

2009年9月9日15時48分

 介護問題が絡む殺人未遂事件を対象に山口地裁で開かれた裁判員裁判で、向野剛(むくの・つよし)裁判長は9日、無職岩崎政司(まさし)被告(63)=山口県周南市=に対し、裁判員6人と裁判官3人が話し合って決めた懲役3年執行猶予4年(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。猶予期間中の保護観察も付けた。

 岩崎被告は今年5月15日午前2時10分ごろ、自宅の寝室で妻(60)の首を包丁で1回刺し、10日間のけがをさせたとして起訴されていた。

 岩崎被告は約13年にわたり1人で妻の介護を続け、妻を刺したあと自殺を図ったが死にきれず、110番通報した。検察側は「同情の余地もあるが、介護サービスを受けることで負担は軽減できた」と指摘。弁護側は「被害者は被告が刑務所へ行くことを望んでいない」と訴え、「懲役3年執行猶予4年が相当」と主張していた。

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