来年始まる裁判員制度に反対する市民ら約300人が22日、東京・銀座など都心をデモ行進した。今月末から来月初めには、全国約30万人に最高裁から「裁判員の候補者に選ばれました」という通知が届く予定。参加者は「人を裁くことを押しつけるな」などと抗議の声を上げた。
主催したのは、弁護士や学者たちが呼びかけた市民団体「裁判員制度はいらない!大運動」。デモに先立つ集会では、芥川賞作家で僧侶の玄侑宗久さんがビデオレターの中で「仏教や神道では、人は人を裁ける存在ではない。市民も一緒に裁くことで、法と世間が合体し、裁判にケチがつけられなくなるのは怖いことだ」と訴えた。
その後、参加者たちは「裁判員制度は現代の『赤紙』だ」などと声を張り上げながら、赤坂、新橋などを約2時間にわたって行進した。(岩田清隆)