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テレビ「超」薄時代に 米家電見本市 DVDは明暗

2008年01月07日23時13分

 世界最大の家電見本市、コンシューマー・エレクトロニクス・ショーが7日(日本時間8日未明)、米ラスベガスで開幕。各国の家電メーカーは6日、新製品や経営戦略を発表し、シャープが厚さ2センチの液晶テレビで過去最大となる65型の試作機を初公開した。2グループで規格争いが続く次世代DVDでは東芝陣営が「HD―DVD」の記者説明会を中止するなど明暗を分けた。

 液晶テレビ国内首位のシャープの試作機は、この厚さの製品としては、これまで最大だった52型を超えた。製品化の時期は未定だが、重さは従来の同クラスの3分の2程度で、消費電力も半分以下に抑え、環境に配慮したという。

 シャープの藤本俊彦取締役は「2センチはゴールではない」と述べ、さらなる薄型化に意欲を示した。108型の液晶テレビについては「年内に発売したい」と話した。

 パイオニアも厚さ9ミリのプラズマテレビを7日から展示する。50型クラスでは世界最薄。重さは18.6キロと軽量化も進めており、壁掛け用を視野に入れている。

 ソニーは、次世代の薄型テレビとして有望視される有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)テレビで、厚さ3ミリの11型を、日本に次いで米国でも1月から発売すると発表した。

 明暗が分かれたのは、次世代DVDだった。

 東芝陣営は6日の説明会の直前になって、取りやめを決めた。これまで東芝などの「HD―DVD」と、ソニーなどの「ブルーレイ・ディスク(BD)」陣営の双方のソフトを手がけてきた米映画大手ワーナー・ブラザースが、今後はBDに特化すると年明けに発表。陣営にとって、戦略を説明しづらくなっている。

 逆にソニーのハワード・ストリンガー会長兼最高経営責任者(CEO)は自信満々。説明会で「ワーナーがブルーレイに決断し、私の気持ちはブルーだ」と述べ、ブルーレイの「ブルー」にかけた冗談で記者団を笑わせた。ドイツから参加したフリーライターの女性は「次世代DVDの規格争いは終わった。東芝の負けだ」と話していた。

 そのほか、各社とも環境への取り組みの強化を強調しており、東芝、松下電器産業、シャープの3社は、新たに米国内に電化製品をリサイクルする会社を設立すると発表した。

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