現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 特集
  4. イージス艦衝突
  5. 記事

イージス艦事故、現場海域で検証 事故状況を確認

2008年4月16日20時10分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真現場検証のため事故現場海域に着いたイージス艦あたご。手前は漁船に見立てた海保の巡視艇=16日午後、千葉県野島崎沖約17キロ、関口聡撮影

 海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船清徳丸の衝突事故で、第3管区海上保安本部は16日夕から、業務上過失往来危険容疑で、事故があった千葉県・房総半島沖にあたごを移動させ、事故の状況を検証した。3管は、通常は艦橋の外で見張りをする当直員が艦橋内にとどまっていたことが漁船に気付くのに遅れた原因、との見方を強めており、夜間の艦橋内からの灯火の見え方などを調べた。

 2月19日の事故後、海自横須賀基地に接岸していたあたごは4月16日午後1時25分ごろ、約2カ月ぶりに基地を出航、約3時間後に千葉県野島崎沖の南方約17キロの現場海域に到着した。

 あたごは艦首を北西方向に向けて停止。あたご艦首の右前方約600メートルに清徳丸役とみられる巡視艇「すがなみ」、延長線上1.2キロ付近に僚船として「いずなみ」が、いずれもあたごを横切るような形で配置された。

 調べでは、衝突12分前の当直交代から、事故の2、3分前までの間、艦橋内から乗組員らが、清徳丸を含む漁船団とみられる赤色などの灯火を複数回にわたり視認していたという。しかし、あたごは10ノット(時速約18キロ)ほどで直進を続け、午前4時7分に清徳丸と衝突した。

 3管は、数分前までにあたごが進路を変えたり、減速したりしていれば衝突を避けられたのに、回避の措置を怠ったとみている。また、乗組員らが継続的な見張りを怠ったため、他船の灯火を複数回視認しながら、一時的に清徳丸を見失った可能性が高いと判断している。

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内