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週内にも審判申し立て レーダー責任者も あたご事故

2008年6月8日3時10分

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 海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船清徳丸が衝突した事故で、レーダーで周囲の見張りをする戦闘指揮所(CIC)の当直員が、清徳丸を含む漁船団の動きを継続的に監視していなかったことが、横浜地方海難審判理事所の調査でわかった。理事所は、レーダーで漁船団の動きを追っていれば衝突を予測できたとして、週内にも、CICの責任者や艦長ら乗組員4人と所属部隊を指定海難関係人として、海難審判の開始を横浜地方海難審判庁に申し立てる。

 艦長だった舩渡(ふなと)健・1等海佐(53)、当直士官だった水雷長(34)、交代前の当直士官の航海長(35)、CICの責任者だった船務長、あたごが所属していた旧第63護衛隊(京都府舞鶴市、第3護衛隊などに組織改編)が関係人となる見通し。

 CICは常に周囲の状況をレーダーで監視し、他船の動きを艦橋に報告もする。あたごでは通常、艦橋で1台、CICで2台のレーダー指示機を使っている。指示機の一部には、記録の機能があるが、演習や訓練時に記録することが多く、事故時の記録は残っていないという。

 CICでは7人の当直員が基準とされているが、事故7分前の2月19日午前4時ごろに当直が交代するまで、3、4人しか勤務しておらず、レーダーでの監視を怠っていたという。清徳丸を含む漁船団の方位や距離、動きの変化を、艦橋に的確に伝えていなかったと理事所はみている。

 交代後の事故当時の当直は、基準通り7人が勤務していたという。船務長は、CICの当直員の管理を怠った疑いがあるという。

 あたごが所属していた旧第63護衛隊や、仮眠中だった舩渡前艦長は、乗組員への安全指導が不十分だった疑いがあるとして、関係人とする。

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