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三浦元社長の保釈認めず 地裁、移送判断へ手続き

2008年02月25日13時30分

 81年に米国・ロサンゼルス市内で妻一美さん(当時28)を銃撃、殺害したとして、ロス市警が殺人などの容疑で逮捕した元雑貨輸入販売会社社長の三浦和義容疑者(60)について、拘束されている米自治領サイパン島の地裁は25日午後、三浦元社長の保釈やロス市警への移送を認めるかの手続きに入った。デイビッド・ワイズマン判事は保釈を認めず、移送の可否をめぐる審理を3月5日から始めるとした。

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三浦元社長が収容されている地元警察施設=25日午前10時51分、サイパン・ススペで

 元社長は法廷での意見陳述で「何十年も前の古い事件だ。証拠隠滅や逃亡の恐れもないのになぜ保釈されないのか」と述べた。移送を拒んだ場合、移送には1カ月以上かかるとの見方が出ている。

 三浦元社長が逮捕されたのは、サイパンから出国しようとした22日。金曜日でそのまま週末に入ったため、裁判所での司法手続きは初めて。元社長は現地警察の収容施設に勾留(こうりゅう)されている。同自治領では一般的にも、第一級殺人には保釈は認められないという。

 外務省の在サイパン出張駐在官事務所によると、元社長は私選での弁護人を選んでおらず、この日の審理で公設弁護人も選任されなかった。

 同自治領の法律によると、移送にあたって判断されるのは、主に(1)容疑者が本当にロス市内での犯罪で訴追されているか(2)勾留しているのは容疑者本人か(3)逃亡の恐れがあるかの3点という。

 ロス市警は元社長の身柄の引き渡しを受けて起訴、公判などの刑事手続きを進めたいと希望している。移送要請には、逮捕状などにカリフォルニア州知事の書簡が添えられている。要請に応じるかどうかは、裁判所の判断を経て、自治領知事が最終的に決める。

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