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新証拠の情報「回答の事実ない」 FBIロス事務所

2008年02月27日22時16分

 81年の米国ロサンゼルスでの銃撃事件で、日本で無罪が確定した元雑貨輸入販売会社社長三浦和義容疑者(60)が米自治領サイパン島で逮捕されたことをめぐり、米連邦捜査局(FBI)が警察庁に「新証拠がある」と回答したとされる件について、FBIロス事務所の報道官は26日、「捜査に関与しておらず、内部でも回答の事実は見あたらない」と語った。「(回答は)ロス市警が提供したものなのではないか」と述べた。

 朝日新聞の電話取材にローラ・エイミラー報道官が答えた。新証拠の情報は、警察庁がFBIに逮捕の根拠を問い合わせて回答を受けたとされる。具体的な内容は明らかにされていない。

 この経緯について、報道官は「承知しているし、問い合わせが殺到したため、内部で確認も取った。だが、回答の事実は見あたらなかった」と語った。ロス市警から支援の要請がないため、FBIは捜査に加わっていないとして、捜査情報を知りうる立場にないことを強調した。

 一方、25日に記者会見したロス市警未解決事件捜査班のリック・ジャクソン捜査官は、新証拠の有無を含めて、コメントを避けている。

 この銃撃事件の被害者は元社長の当時の妻(当時28)で、日米捜査当局の合意のもと、警視庁が88年に元社長を逮捕した。だが、物証や証言が乏しく、03年に最高裁で無罪が確定している。

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