現在位置:asahi.com>ニュース特集>急転「ロス疑惑」> 記事

逮捕、ブログが端緒 三浦元社長、旅程記す 米当局把握

2008年02月29日15時01分

 米ロサンゼルス市で81年、三浦一美さん(当時28)が銃撃、殺害された、いわゆる「ロス疑惑」の銃撃事件で、日本で無罪が確定している元雑貨輸入販売会社社長三浦和義容疑者(60)が米自治領サイパンで逮捕されるきっかけになったのは、三浦元社長が自らのブログ(インターネット上の日記)に書き込んだ海外旅行の予定だったことがわかった。捜査を担当するロス市警のリック・ジャクソン担当捜査官が28日、明らかにした。

 三浦元社長は、実刑判決を受けた「ロス疑惑」の殴打事件の服役を終えた01年1月、日本語のブログを開設した。各地の冤罪事件の支援や執筆活動など自らの日常についてつづっていた。

 04年末には、正月にかけて6日間の海外旅行をすると書いた。以後、ブログの読者とのやりとりの中で最近2、3年で数回海外に行ったことや、一番印象的な旅行地はギリシャのクレタ島だったことを明かしていた。

 捜査関係者によると、元社長がブログに海外旅行のことを最初に書き込んだ直後の05年初め、ロス当局はブログの存在を日本国内からの情報で知り、渡航情報も把握した。約20年前、殴打事件で公判中だった元社長の身柄引き渡しを日本側がせず、逮捕を断念した経緯があったことから、元社長が日本国外に出国すれば、第三国でも身柄の引き渡しを求め、立件ができる可能性が高いとして再捜査を始めた。

 元社長は昨年5月、サイパンで遊んできたとブログに記載。9月にも旅行する予定であると書いた。ロス当局はこうした情報をサイパン当局に通報し、22日に逮捕した。サイパンの検事局によると、最近1年半の間に今回を含め4回サイパン入りしていたという。

PR情報

この記事の関連情報

このページのトップに戻る