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焦点は日米双方の証人の証言 ロス事件元担当検事示す

2008年02月29日20時54分

 81年に米ロサンゼルス市内で起きた三浦一美さん銃撃事件で、当時の担当検事だったルイス・イトウ氏(77)が28日、朝日新聞のインタビューに応じた。三浦和義元社長(60)の今回の逮捕に対する感想については「コメントできない」としたうえで、「ロス市警から正式の要請があれば捜査に協力したい」との考えを示した。

 イトウ氏は81年の銃撃事件の際、ロス郡検事局の主任検事だった。94年に検事を退官している。

 銃撃事件の当時の捜査について、イトウ氏は「日米の捜査関係者が協力し、捜査・解決する必要があった特別なケースだった。日本の検察と綿密に連絡を取り合ったのは私にとっても初めてのケース。日本で立件できるよう努力した」と振り返った。

 ただ、日米のどちらで裁判を行うかを決めないまま双方の捜査が続いたことから、「日本側が頼んできたら米国で裁判をする準備も整えていた」と話した。

 今回の三浦元社長の逮捕に関連して米連邦捜査局(FBI)が日本側に伝えたとされる新証拠の存在については「コメントできない」と言及を避けた。その一方、今後ロサンゼルスで三浦元社長の刑事裁判が行われることになれば「日米双方の証人が証言できるかどうか」が有罪・無罪の判断にあたっての焦点になるとの見方を示した。

 イトウ氏は、一美さんの遺族に対して「(遺族である)佐々木さん一家の心情はお察しする。佐々木さん一家のためにも、事件が良い結果を伴って解決すること、完全なる正義が全うされることを願っている」と厳しい表情で話した。

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