現在位置:asahi.com>ニュース特集>急転「ロス疑惑」> 記事 日系人社会、風評を懸念 ロス疑惑再燃で揺れる米国2008年03月01日21時34分 ロサンゼルス中心部にある日本人街「リトル・トーキョー」。すし店やしゃぶしゃぶの店など300〜400軒ほどのレストランや土産物店などが並ぶ。日本から訪れた観光客の姿も目立つ。 すし屋を営む日本人女性(75)は「以前経営していた別の店に三浦元社長が食事に来ていた」と明かす。事件にとても驚き、発生直後に現場も見に行ったという。 銃撃事件の3カ月前、三浦元社長が保険金目的で当時の妻の一美さんを知人女性に殴らせ殺害しようとした殴打事件(三浦元社長は殺人未遂罪で有罪確定)の現場になったホテルも、当時の建物のままリトル・トーキョーの一角に残っている。ロサンゼルスを舞台に、日本人がからんだ事件の話題が再燃し、風評が気がかりだ。この女性は「日系人の間では、当時の話が話題になっている。日本人の汚名にならなければいいが、幸い店に来るアメリカ人は事件に関心がないようだ」と話す。 観光ガイドをしている桜井紀之さん(38)には、ロサンゼルスのイメージ低下が心配だ。「事件を知っている世代は、ロスは危険だというイメージがずっとあった。9・11同時多発テロで観光客が激減したのが少しずつ持ち直している時に、また悪影響があるのではないか不安だ」 18年ほど前からリトル・トーキョーで不動産業をしているマーク・クワタさん(58)によると、今回の逮捕を「過去の事件」として話したがらない日系人も多いという。三浦元社長は日本で無罪が確定しているが、クワタさんは「元社長が有罪にでもなると、日系人社会の評判が悪くなるかもしれない。ロサンゼルスに移住し120年かけて築いた信頼が揺らぐのが心配だ」と話す。 PR情報 |