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元捜査官会見「現有証拠で立証十分」 ロス疑惑事件

2008年03月03日00時17分

 米ロサンゼルス市で81年に起きた銃撃事件にからみ、日本で無罪が確定している元雑貨輸入販売会社社長三浦和義容疑者(60)が米自治領サイパンで逮捕された事件で、発生当時から捜査にかかわった元ロス市警捜査官のジミー佐古田氏(72)が1日、ロサンゼルス郊外で記者会見した。「逮捕状は十分な証拠を元に出されており、新証拠の有無は懸念していない」と述べ、新証拠がなくても立証可能との見方を示した。

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記者会見する「ロス疑惑」事件の元捜査官、ジミー佐古田氏=1日、米カリフォルニア州レドンドビーチで(AP)

 日米の100人近い報道陣を前に、背広姿で会見に臨んだ佐古田氏は「我々は当時から状況証拠とほかの証拠を合わせれば(米国では)十分と感じていたが、共謀罪がない日本では困難な戦いだった。今後、裁判の中で日米の法制度の差が現れるだろう」と話した。

 銃撃の実行犯については「誰かは知っているが、分かっていても有罪にできるわけではない」と述べた。

 佐古田氏は現在、ロス市警を離れているものの、捜査官らと情報交換は続けているという。58年からロス市警で26年間勤務。アジア人が関係する事件を専門的に捜査する「アジア特捜隊」を組織し、「ロス疑惑」事件の捜査の中心的役割を果たした。07年春の叙勲で旭日小綬章を受けた。

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