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三浦元社長弁護側「即時に釈放を」 ロス移送の審理開始

2008年03月03日12時55分

 81年に米国ロサンゼルス市で起きた銃撃事件で、米自治領サイパン島で逮捕された元雑貨輸入販売会社社長の三浦和義容疑者(60)=日本では無罪確定=のロス市警への移送をめぐる手続きが3日、サイパン地裁であり、弁護側は移送手続きの即時棄却と、三浦元社長をただちに釈放するよう申し立てた。この日は移送について結論は出ず、次回は今月5日に別の裁判官によって行われる。

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ロサンゼルスへの移送をめぐる司法手続きのためサイパン地裁に入る三浦和義元社長=3日午前10時37分、サイパン・ススペで

 冒頭、弁護側は「逮捕・拘束の手続きは違法だ。(使われた)逮捕状は(サイパン島がある)北マリアナ自治領政府のものではない。法廷での調査も不十分だ」などと主張した。これに対してサイパン検事局のジェフリー・ウォーフィールド検事は「米国の法律に基づき、『逃亡者』を逮捕することはできる」と反論した。

 元社長が移送に同意しない姿勢をあらためて示したため、移送には北マリアナ自治領政府とカリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事の署名入り文書が必要となった。その文書に元社長が異議をとなえると、サイパン地裁が再度、移送の適否を決める審理を開くことになる見通し。

 手続き後に弁護側は朝日新聞の取材に、サイパンに届けられた88年当時の逮捕状は適切な体裁ではない――などを、逮捕の不当性の根拠と説明した。

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