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逮捕状はファクスだけ 三浦元社長の弁護人が申立書公表

2008年03月03日21時04分

 「ロス疑惑」の銃撃事件に絡み、米自治領サイパン島で逮捕された元雑貨輸入販売会社社長三浦和義容疑者(60)=日本では無罪確定=の弁護人ブルース・バーライン氏は3日、法廷に提出した即時釈放などを求める申立書を公表した。身柄拘束の根拠となる逮捕状は原本ではなくファクスで受信したものだなどとして、手続き上の不備や法理論上の不当さを細かく指摘している。

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三浦和義元社長の司法手続きのため、サイパン地裁に入るブルース・バーライン弁護士=3日午前10時41分、サイパン・ススペで

 申立書は9ページで、「逮捕状は、07年にファクスで(カリフォルニア州から)送られてきたものであり、致命的にあいまいで、正しいものとは証明されない」としたうえで、「日本で無罪になっている行為に対してのもので、同じ行為で何度も訴追することを禁じる『一事不再理』の原則に反する」と法理論的にも誤りだと主張している。

 さらに「『一事不再理』で、カリフォルニアでの起訴は不可能」なので、「州知事からの引き渡し要請書が来る見込みはない」として、勾留(こうりゅう)を続けていることの不当性を指摘。「サイパン地裁は、要請書が届くまで勾留するならば、逃亡犯にかかわる逮捕状を発行すべきなのに、それをしていない」としている。

 裁判所での次の手続きは5日で、サイパン検事局はそれまでに反論の書類を提出する見通し。三浦元社長は、弁護方針に満足な様子で、この日は日本語の本数冊を差し入れられたという。

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