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三浦元社長の審理継続 検察側証人、一事不再理を否定

2008年8月16日13時25分

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写真やりとりを電話を通じて聞くサイパンの三浦元社長の姿がスクリーンに映し出された=米カリフォルニア州トーランスのロサンゼルス郡地裁、代表撮影

 【ロサンゼルス=石原剛文】81年の米ロサンゼルスでの銃撃事件を巡り、日本での無罪確定後、米自治領サイパン島で逮捕された元雑貨輸入販売会社社長、三浦和義容疑者(61)の逮捕状の有効性を争う3回目の審理が15日、ロス郡地裁であった。ロス郡検事局側の証人が「日本に共謀罪はない」と証言、争点となっている同じ罪を2度裁けない「一事不再理」にはあたらないとの認識を示し、この日の審理は終了した。結論は次回以降となった。

 証言台に立ったのは、日米の刑法に詳しく、日本でも教壇に立った経験のあるミシガン大のマーク・ウエスト教授。米国の共謀罪は第三者と犯罪の打ち合わせをして、下見などをするだけで単独で罰せられる罪で、三浦元社長の逮捕容疑には、氏名不詳の実行犯との共謀容疑が殺人容疑とともに含まれている。教授は日本の刑法の共同正犯との違いを説明。「日本では共同正犯だけでは罰せられず、(米国でいう)共謀罪は単独の罪としてはない」と話した。

 これまでの審理では、検事局側は三浦元社長の日本の裁判では、共謀罪が裁かれておらず、一事不再理にはあたらないと主張。これに対し弁護側は、「日本でも審理されている」と反論していた。

 また、この日の審理では、サイパンにいる三浦元社長が回線を通して法廷で供述する予定になっていた。だが証人に対する検事局側と弁護側のやりとりが約1時間半に及び、三浦元社長は大スクリーンに映し出されただけで、具体的な供述はしなかった。

 弁護側は、次回の審理で弁護側の鑑定証人、ウィリアム・クリアリー広島修道大教授を証人として検討していることを明らかにした。

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