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「(10月には)平穏な生活に戻る」 三浦元社長の手記

2008年10月13日10時20分

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 81年のロサンゼルス銃撃事件に関与した疑いで2月に逮捕され、10日夜(日本時間11日午後)に自殺した元会社社長、三浦和義容疑者(61)=日本で無罪確定=がサイパンで勾留(こうりゅう)中に書いた手記の内容がわかった。

 9月5日付で、10月に出版予定だった本のために書かれた。手記が書かれた後にロサンゼルス郡地裁が共謀罪を有効と判断し、今月10日にロスに移送されたが、手記では「(10月中旬には)日本で平穏な生活に戻っている」と先行きを楽観していた。

 400字詰め原稿用紙で5枚分で、タイトルは「『SAIPAN ZOO』(サイパン動物園)の独居房にて」。本は放送作家の河村シゲルさん(65)がまとめ、年内に出版したいという。

 手記は2月22日にサイパンで殺人と共謀の容疑で逮捕された場面で始まる。「僕は愕然(がくぜん)としました。パスポートの人違いだろうと思っていた考えは崩れ、怒りで体中が燃えるように感じました」と当時の心境を振り返り、「共に戦ってくれています。心強い思いで『頑張らねば!』という力がわいてきます」と支援者に感謝した。

 ロサンゼルスへの移送には強い抵抗感を示した。「日米合意の下で日本で裁判を行うことを決定し、13年もの歳月をかけ日本で裁判を受けて無罪が確定したのですから、アメリカで裁判を受ける必要性もないと思ったからです」

 手記の末尾は「この本が書店に並ぶころには日本に戻り、今までどうりの平穏な生活に戻っていることを想像しつつ、静かな心で合掌です」と結んでいた。(茂木克信)

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