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三浦元社長の遺体、遅れる帰国 弁護側独自の司法解剖も

2008年10月19日11時24分

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写真ロサンゼルスで16日、記者の質問に答えるゲラゴス氏(左)とバーライン氏(中央)=杉本康弘撮影

 【ロサンゼルス=市川美亜子】81年のロサンゼルス銃撃事件をめぐって逮捕され、ロスの留置場内で自殺した三浦和義元社長=日本で無罪確定=の遺体が1週間たっても帰国できない事態になっている。当局と遺族との間に立つ元社長の代理人弁護士が独自の司法解剖を検討するなど、「自殺」という当局の発表に疑問を投げかけているためだ。

 「10日後には疑いの余地のない真実が判明する。それが誰もが求めているものだ」。三浦元社長の代理人、マーク・ゲラゴス氏は16日、記者団にこう語った。マイケル・ジャクソン訴訟などでも知られる「大物弁護士」がニューヨークから戻ると、遺族との面会を含めてゲラゴス氏の事務所が仕切るように。日本総領事館にも「今後のことは任せてほしい」と連絡が入った。

 ロス郡検視局の検視官はゲラゴス氏の事務所に出向いて遺族と面会。週明けにも葬儀場に遺体を運び、引き渡す方向で合意した。一方、検視局幹部は、会談でゲラゴス氏から「独自の司法解剖の手続きの方法を尋ねられた」と明かした。ゲラゴス氏側は、遺体の帰国ではなく、私的に死因を調べることも視野に遺体の引き取りを急ぐ模様だ。事務所では独自の調査結果を1週間後にも公表するという。

 ゲラゴス氏は「話す段階にない」と話すが、当局を相手に損害賠償訴訟を起こすとの見方も出ている。

 当局と遺族の溝も深まるばかりだ。遺族は自殺から一夜明けた12日午前、ロスに到着。翌日には遺体がある郡検視局を訪れる予定だった。だが、カリフォルニア州の規則で、遺体が一度葬儀社に送られ、防腐処理を施す必要があると知ると、遺族は「自殺でないかどうか調べられなくなる」と引き取りを拒否。一方、総領事館を通じて、死亡の経緯を知るロス市警関係者らとの面会を求めていた。

 しかし、ゲラゴス氏が間に立った後は白紙に。ロス市警のリック・ジャクソン捜査官は17日、「面会は家族の事情で、キャンセルになった」と困惑気味に話した。

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