亡くなった津田尚志さんについて会見する三井丸紅液化ガスの玉置肇副社長(右)と佐藤雅一社長=27日午後1時24分、東京都千代田区、小宮路勝撮影
三井丸紅液化ガスの佐藤雅一(まさかず)社長は27日午後、東京都千代田区の本社内で記者会見し、「(津田さんは)明るく将来を嘱望されていた中堅社員。ご家族には謹んでお悔やみを申し上げたい」と沈痛な面持ちで述べた。
同席した玉置肇副社長によると、津田さんは岡山県出身。愛媛大学を卒業し、94年に前身の丸紅エネルギーに入社した。国内の販売を担当しており、研修や視察で海外出張したことがあるが、インドは初めてだった。
玉置副社長は津田さんと9年半の付き合いという。津田さんは身長約175センチでがっしりした体格。ゴルフが得意で、一緒にコースを回って飛距離を競い合った。「(津田さんが)すごく良いスコアで、(ハーフを)38であがれるぞと言ったら、本当に38で回った」と話した。
津田さんは東京都内で暮らし、妻と子ども2人がいる。年賀状には毎年家族の写真を使い、週末は子どもと釣りに行っていた。妻には27日午前5時半ごろ、玉置副社長が電話で事件を伝えたという。
玉置副社長は「テロは許せない。残念な事件だ。でも、今は部下を亡くしたことの方がつらい」と涙を流し、握り拳で口を覆った。