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インド同時テロ、58時間経て鎮圧 死者150人超す

2008年11月29日13時18分

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写真インド・ムンバイで29日、テロの実行犯が立てこもるタージマハルホテルで大規模な掃討作戦が始まり、ホテルから炎が上がった=ロイター。手前左は、カメラを抱え、取材にあたる朝日新聞の奥寺淳記者

写真テロの実行犯が立てこもるタージマハルホテルでは、29日早朝から大規模な掃討作戦が始まり、ホテルから炎が上がった=ムンバイ、奥寺写す

写真インド・ムンバイのタージマハルホテルで29日、武装集団との戦闘に備え配置につくインド治安当局=ロイター

写真インド・ムンバイのタージマハルホテルで29日、武装集団との戦闘に備え配置につく特殊部隊員=ロイター

 【ムンバイ=奥寺淳、ニューデリー=高野弦】インド西部ムンバイで起きた同時多発テロ事件は29日朝、最後までテロ実行犯が立てこもっていたタージマハルホテルを治安部隊が制圧した。激しい銃撃戦が行われたトライデントホテルとユダヤ教の関連施設も同日未明までに制圧され、150人を超える犠牲者を出した事件は、58時間ぶりに終結した。

 100人を超える治安部隊が投入されたタージマハルホテルでは、午前7時半(日本時間午前11時)ごろから、断続的に続いていた銃撃戦がさらに激しくなった。爆発音とともに1階部分から炎があがり、建物一帯が黒い煙に包まれた。100メートルほど離れた場所にいる取材陣は、治安部隊から身をかがめるように命じられた。午前8時過ぎになってようやく銃声がやみ、消防車による消火活動が始まった。

 午前9時から会見した治安部隊の幹部は「3人のテロ実行犯を射殺した。建物の中に残っている者がいないかどうか現在確認中だ」と話した。

 地元メディアは、一連の事件の犠牲者が154人にのぼったと伝えた。少なくとも13人の外国人が死亡、AP通信によると、国籍は日本、米国、イスラエル、オーストラリア、イタリア、フランス、カナダ、英国、ドイツ、シンガポール。インド内務相は28日夜、「最終的な死者が200人に達する可能性がある」と語った。犯行グループのうち、少なくとも8人は交戦中に殺害された。

 AFP通信は、インドの情報当局の話として、事件の4日前にトライデントホテルにチェックインした犯行グループの1人が、大量の爆発物を部屋の中に隠していたと報じた。拘束された容疑者はパキスタンに拠点を置くイスラム過激派「ラシュカレトイバ」に所属している、と供述しているという。

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