エベレストの頂上付近で8日、聖火用の特製トーチに種火を点火する中国の登山隊隊員ら。新華社通信が配信した=ロイター
聖火がエベレストの頂上に到達する様子が生中継され、北京の繁華街では足を止めて街頭テレビを眺める人もいた=8日午前、樫山晃生撮影
【北京=阿久津篤史】中国中央テレビは8日、北京五輪の聖火を携えた中国の登山隊が世界最高峰のエベレスト(8848メートル)登頂に成功したと報じた。登頂の模様は同テレビ局が中継。山頂直下で、隊員が種火を入れたランタンから低温、低酸素、強風に耐えられる特製トーチに点火、5人がリレーした後、頂上で高く掲げた。
聖火のエベレスト登頂は中国が聖火リレーのハイライトと位置づけてきた。中国はチベット騒乱後、妨害を恐れてチベット自治区への外国人の立ち入りを禁止。中国の要請を受けたネパールも一般の登山隊の行動を制限した。また、漢族やチベット族らで構成する登山隊は「中国人による偉業達成」を誇示しようと、ネパールのシェルパ族の助けや外国人の登山隊への参加を断った。